知られざる セッティングの狂い
に スチールシャフトの特性要因 があります。
通常のスチールシャフト には
ステップと言う段があり、
これ によって 強度、硬さを設定する、
つまり 単純構造の金属の筒、中の空いた棒 は
その金属の厚みと太さで剛性を形成しています。
✋シャフトのシールとかが無く
シャフトの硬さを見当付けたい場合、
一段目(ファースト)ステップの位置 が
どの位下にあるか 比較してみると良いですね
アイアンセットは番手によって、長さを変える為
徐々に重くなっていくヘッド重量に相応して 下に行くほど
シャフトは数値上、強く、硬くなっていく のですが、
太さ によって その強度を調整しているスチールは
△下にいくほど 必要以上に硬くなる性質
△ある長さになると 極端に硬くなる性質
△滑らかに硬さが変化しない 特性をもっています。
均等にヘッド重量が増える限り、
通常は ある程度の規則性をもって
150 > 155 > 160 > 165 …と
シャフトの硬さ~振動数は数値が大きくなるのですが、
ほぼ全部、ほとんどのスチール装着アイアンセットは
9番アイアンあたりから ウエッジに向かって
数値の幅が 170 > 178 > 190 > 205
とあまり規則性無く 硬くなっていきます。
そして 現在、アイアンは中古市場以外は殆ど動かない
現状の中で、販売金額を下げる為
#5~PW、#6~PW と ウエッジは別売りのパターンも多く、
それにつれ ウエッジ専用機種は
更に、輪をかけて 硬いシャフト装着のモノが多いのが現状です。
6番アイアン、7番アイアンに比べ
はるかに硬いシャフトの装着されたウエッジ、
……勿論、使用者本人は 『セットの流れ』だと疑って信じない
7番アイアンと同じ感じで振る、打つ と
想定の距離 よりも飛びません。
本来、ロフト角度と長さの違いによる距離 が
同じ感じでは出せず、実は下に行くほど
ちょっと強めに打たないとイケナイ のです。
まだ フルショット の場合、
その差は 若干、ひっかかったり 程度で済みますが、
加減の必要なアプローチにおいては
そのシャフトの硬さ、硬さの差異 が
ミスの大元 と呼んでも過言ではないほど です。
元々 アイアン全体も硬い中で
更に硬いウエッジのシャフト。。。
普通に打てば 届かないか、トップ、ダフリ、
多くが無理に届かせようと ヘッド部を振るコトを覚えます。
ロブショット。。。のような
業界的には グリーン周りの 「ポッコンショット」
これ はなんと言うか、わざと打つミスショットに近いモノ
なんですけれど、それを常用のショット として
多くのアマチュアは覚えてしまいます。
いまとなっては 高齢のゴルファーや女性にまで
スチールシャフトを使わせる時代ですので
性質上、軽いヘッドの付いた
セットの流れよりも 硬いシャフトの装着されたウエッジ で
足元の緩い バンカーショットを打て は
『バンカー苦手製造機』と言って良いでしょう。
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