ショットやスイングの悩みは
あるクラブセットの中に、新たに一本違ったものを
入れた時に起こり易くなります。
まあ よくあるパターンでは
アイアンセットがPWまで…とか、
アプローチが上手く行かないから
ウエッヂだけ別なモノを…、入れたとします。
おそらく ウエッヂだけを変える場合、
多くはバンスの少ないウエッヂを買います。
ロフトを寝かして、開いて打ってスピンをかける
なんていう事を考えたりしますから
単品では そのウエッヂは功を奏する…かも知れません。
思いますが、ロフトを寝かして開いて打つ感覚は
他のショットに当然影響 を与えるでしょう。
それによって ドライバーが飛ばなくなって来たりします。
まさか!の展開ですから、理由は見えないでしょう。
ウエッジ単品のモノは
総じて 『ウエッジだから』 と言う理由で
シャフトが重くなっているモノが多いでしょう。
✋ウエッジだから シャフトが重くなる は悪いコト ではありません。
その多くがスチールシャフトですが、
スチールシャフトは単一素材で作られている為、その性質上、
カーボン(グラファイト)シャフトとは異なり、
シャフトが重くなる、素材の量の増える、シャフトの厚みが増える、
は シャフトが硬くなる に直結します。
フルショットで使用するコトの少ない、
中途な距離感のショットを多用する ウエッヂのシャフトが硬い のは
かなり問題です。
シャフトの機能、を勘違いしている人が多いですが、
シャフトの機能は 「ヘッドを」動かすコト ではなく
✋『グリップ』、手元側を動かすコト です。
硬いシャフトは その手元を動かす、誘導、誘発するチカラが薄いため
グリップが下がり切らなかったり、左に誘導され難くなります。
故に 硬いシャフトの方が ボールに届き難くなります。
***自分で試せば 直ぐに判ります。
ボールに届きにくいので 中途な距離を緩く振ろう と思っても
それでは届かない(トップ~チョロ) になるので
最後、インパクト付近で加速することになります。
また 出来るだけゆったり振ろう としても
それでは届かなかったり、距離が足らなかったり し易い ので
どうしても強く振るコト になります。
打つ距離と振る感じの統一感が付き難くなるのです。
●アプローチをそこそこ強く振らなくてはならない と
●中途な距離感を打つ
を両立するには 上げる球=ロブショットのようなアプローチ が
必要になるので、ある意味、クラブに球筋を決められてしまっている
のかもしれません。
アプローチショットやグリーン周りの寄せ は
上げる球、転がす球 とその場面に応じて
適切なモノが必要となりますが、
上げる球 は その中でも 特殊な球に属します。
危険度 と 距離感の難易度が高い から です。
出来れば 選択しない方がよい、
それ以外の選択が無い場合に選ぶショットです。
アプローチの環境が判別する前 の時点で
クラブの性質によって その球を選ばせられる は
あまりよろしくないでしょう。
ウエッヂのシャフトは アイアンセットの流れ よりも
ほのかに(微妙に)柔らかく、ヘッドも重い方が
他のショットのへの影響も少なくなりますし、
アプローチでの楽さが上がります。
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