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執筆者の写真スポルテ ハミングバード

カーボンシャフトは軽い❓

軟鉄ヘッドにスチール(硬さはR)のアイアンを使っていたのですが、

C社のアイアン(カーボン・硬さはR)に変えたところ、

うまく当たらなくなってしまいました。

軽すぎて手打ちになってるような気がします。

ウェッジがダイナミックゴールドS200で、こちらはうまく打てるので、

同じシャフトのアイアンセットに変えようかと思ったのですが、

年齢も50歳超えて100切りできていない人が使うシャフトじゃない

と周りの人から言われます。




店主:一概には言えない部分がたくさんあります。

 市販のアイアンヘッドとは言え ヘッド重量には幅があり、

 5番アイアンでも 235gのモノもあれば

258gのモノもあります。(その差約20g以上

 これに重心位置(重量の中心点)特性もあり、

 重心がシャフトから離れているモノほど

 同じ重量でも 重く感じ易い のです。

 以前に お使いであった 軟鉄のヘッドが重い可能性もあります。



 また ゴルフ産業が右肩上がりの時代は

 各メーカーも良心的で カーボンシャフトのアイアンには

 その重量配分特性(強度の必要な先端部を過度に重くする必要が無い)から

 重いヘッドをカーボン専用で作っていましたが、

 今は業界全体が上級者用のダウンヒル張りに右肩下がり、

 スチール用、カーボン用とヘッドが判れていません。

    例:スチール用 235g カーボン用 255g

 カーボンのアイアンを選ばれるお客様は総じて(予算の都合)

 高齢のため、軽めのヘッド(振り易い)を好まれるので

 軽いヘッド重量、軽いスイングウエイト(バランス)設計です。


 また シャフトの特性としては

 スチールは総じて 動きは遅いですが、動きは少なく

 カーボンは 動きは速いですが、動きは大きく なりがち です。

 Rシャフトとは言っても 各社、各機種によって

 全く異なり、Sとか、Rとか その分け方が

 正直、まったく無意味なモノ と言っても決して過言ではありません。

 その双方の硬さ も 重さ感にも大きく影響を与えます。



 カーボンシャフトはスチールに比べ コストがかかるので

 よりコストのかかる柔らかいモノ(安全性を考慮し)は

 大手メーカーは採用しませんので

 カーボンにしたから と言って 柔らかい=楽 とは限りません。


 振動数という シャフトの硬さを測る、目安になるモノが

 ありますが、(シャフト以外を同条件とすると)

 スチールで 300cpm(数値の大きいものほど硬い)に相当する

 カーボンは 250~260cpm位(復元が速いので硬く感じる)

 ですので 単に数値比較をしても 判断が出来ません。

 (シャフトの性格によって多少異なります)



 重い、軽い と「感じる」のは複合した要素が絡みます。

 ヒトによっては シャフトが硬いと軽い と感じる人もいれば

 シャフトが柔らかいと重いと感じる人、

 (どういう 振り方をしているか によります)

 ご本人も合わせ、ある程度のデータ比較をして見ないと

 一概に カーボンは軽い、スチールは重い、

 の判断は時期尚早の可能性があります。



 スチールに比べ 先端を補強しないで済むので

重いヘッドを装着するコトが可能です。

 また、アイアンであっても ヘッドの大きな

 キャビティの深い モーメントが大きい、

 上がり易い、ミスに強いものとの相性も良いです。

 シャフトによる ヘッド重量差異の観点からも

 ウッド、アイアン共に カーボン揃いの方が

(絶対条件として 硬さが共通している)

双方に 良い効果が出易い ですので

 易しくしたい と言う意識であれば

 カーボンシャフトをお薦めします…が

 硬さを選び、ドライバーと合わせる

 カーボン…となると 初期コストがかかるのは否めず、

 おそらく その観点、予算の都合上👉スチールのアイアン

 と言うのが 正直なところ、最大の要因だと・・・。

 自分に適応した、ウッドとも仲の良い

 ヘッド重量のしっかりした カーボンのアイアン

 となると 決して安くなく、

 その反対の 昨今のドライバーとは相性最悪(硬さが違い過ぎる)

 ヘッド重量の軽い、小振りな スチールシャフト装着アイアン

捨て値💸で 硬いシャフトの墓場👉中古ショップにあります。



 予算の問題を度外視するのであれば

 シャフトの素材 ではなく

 自分の体力の応じた「ヘッド重量」

 自分の振り方に適応した「硬さ」「柔らかさ」

 ドライバー、ウッドと相性の良い「硬さ」

 特に シャフトの重さよりも シャフトの硬さ そして セット全体の流れ に重点を置いて

 クラブを選ばれることを強くお勧めします。


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