店長「リシャフトと言えるか、なんとも言えないですが、
こんな例があります。
この間、ですけれど
A社とB社のドライバーを持ってきて
シャフトを 入れ替え、逆にしてくれ って方が来られまして…
A社は 44.5インチで ヘッド重め 👉振動数281cpm😵
B社は 46.0インチで ヘッド軽め 👉振動数265cpm 」
質問「双方ともに強烈に 硬いですねー。
若い方…ですか❓」
店長「年齢は60代だったと思います。」
質問「えええええええ 大丈夫なんですか❓」
店長「大丈夫じゃないと思いますけど…ね。
今の状態を入れ替えたら
A社の重めのヘッドに 数値の低い 長いシャフト
B社の軽めのヘッドに 数値の高い 短いシャフト
が付いてしまうので 今の状態よりも
更に二つの差がひらいてしまいます。
重い方の
『辞めた方が良いですよ…
私 故障、怪我を誘発するようなクラブ 組みたくないです。』
って半ば断ったのですけど・・・ 結局、入れ替えて
もうしばらく前ですので…… 使ってないでしょうねー。
コレって 製作者からすると
本当に ここら辺の硬さ に馴染んでいた とすると
容易に こんなコト出来ないと思うんですよね。
まぁ おとなのオモチャなので 色々やってみたい って
気持ちは分からないではないんですけど…。
硬いシャフト使用者にこのパターン
ものすごく多いと思います。
じゃあ プロが ものすごい硬いの使っているか
と言うと アマチュアよりも硬いですけど
この世にある 一番硬いシャフトを使っているか
というと 結構、そうでもありません。
シャフトの硬さ『選び』って
行き着くところ スイング選びというか、
クラブの扱い方を選択するのと同じ と思います。
ヘッドターン、フェースローテーションの多い、強い人
にとって 柔らかい、動きの多いシャフトは扱い辛い、
それは そうでしょう。
でも なんだかソレって、クラブに頼っていない というか
それこそ 自分の腕次第 な気がして
練習量や頻度の豊富で無い アマチュア向きの
やり方では無いような気がしてなりません。
先に重さの付いた 長い棒を
自分の腕次第でコントロールする は楽しみのヒトツ
なのかも知れませんが、無理もするでしょうから
故障も多いと思いますし、
ちょっと嫌味半分ですが、そう言った硬いシャフト好き
に限って、なんだか クラブやシャフトを取っ換えひっかえ
しているような気がしてなりません。
ゴルフ用品業界にとっては有難いんですけどね。
硬さって リズムなども含め 色々なモノに働きますから
クラブを 普通に働かせていたら
そう簡単に 変えられるモノ ではない気がするんですが…。
😢プロも含め 日本のゴルファーは
硬いシャフト好きですけれど…😵😵😵
有名な話しですが、あのジャックニクラウスは
アイアンに ダイナミックゴールドの R300
Rですね、を使っていた時期が長いです。
パーシモン(ウッド)素材のドライバーを使っていた時期
は ずっと Rシャフトだったそうです。
メタルウッドになって ウッドのシャフトに合わせ
Sにしたそうなんですが、Xではありません。
現役時代に Rシャフトを使っていた男子プロも
居ない訳じゃないですし、
曲がる 曲がらない に クラブの要素は大きいですが、
ヘッドスピードも含め、その人のクラブの振り方、扱い方
に適したモノであれば良い訳で
ヒトによっては 硬いシャフトの場合 もあれば
柔らかいシャフトの場合もある。
そこを なんか相対評価のような
自分じゃない 他人様の評価を加えて 判断するのは
ゴルフクラブには適さない と思います。
例えば ですけれど
ヘッドスピード 37㎳あるかないか位の
ごくごく普通のアマチュアゴルファーで
悶絶クラブ使用者ですけど
⑪ラウンドして フェアウェイを一回しか外さない
その人が、取引先の社長さんから ドライバーを頂いた、
その時、世の中では一番人気のあるドライバーで
(硬さ、振動数は自分のモノより 70cpmも高かったそうです)
一緒に回るのに それを使わない訳には行かないので
それを使ったら フェアウェイヒット率が2割まで落ちて
ごくごく普通の人になってしまった、
その社長さんの狙いはソコだった と言うオチですけど(^^♪ 」
質問「曲がる、曲がらない は 本人とのクラブの相性
主に シャフトの柔らかさ・硬さの相性なんですかね?」
店長「飛ぶや曲がる には シャフトの適切な柔らかさ
硬さは非常に大きく影響します。
別の記事でアプローチのコトも書きましたが、
柔らかいシャフトの方が ヘッドの存在が明白です。
硬いシャフトだと ヘッドの重さが感じ取り難い。
先端に重量ある物体 と言うよりも
長さの長い棒意識が強くなります。
先の重さの存在を感じ取れるモノ の方が
リズムを掴み易く、繰り返す ナニカ の目安がある。
繰り返せるコト というのがゴルフショットに重要と思います。
ショットを曲げない為に
毎日、部活のように練習する人も居るか とは思いますけど、
一般的ではありません。
動きで それを実現するのは ケースとしては特殊 です。
ごくごく普通には あ、来週、コンペあるから
久しぶりに練習して置くか 程度でしょうから
メトロノームのように 感じ が掴める
ヘッドの感じ取れる シャフトの柔らかさ を
選んでおく方が 結果的にも、そして 何よりも重要な
長期的に「曲げない」クラブにするコトが可能です。
ヘッドの重さもそうですが、シャフトの硬さ/柔らかさ は
スイングを造る土台、基礎になりますので
もう 私はスイングは一切変えない・いじらない
というのであれば 今、使用している重さ・硬さを継続する、
。。。とは言うモノの 体力はどんどん落ちていますし、
一般的なアマチュアであれば、なにがしかの形で
少しずつ向上、いくばくかの改良を望んでいるケースが多いです。
柔らかいシャフトを使う方が
ヘッドスピードに関係なく、スイングリズムのゆったりとした感じ、
無駄にバタバタとクラブを動かす動きを嫌いますので
スイング創りには圧倒的に有効です。
そう言う意味では 徐々にとか、
シャフトを柔らかくしていく方が 強制的ではない
年齢変化なりのスイングの熟成に適している と思います。
そう考えると
アマチュアの場合、名称や表記ではなく
ちゃんとしたシャフトの硬さ(柔らかさ)を吟味して
クラブを選ぶことが大変少ないですから、
クラブを替えるコト は
シャフトの硬さも変わる
イコール スイングも変わる につながっていきます。
ですので 頻繁にクラブを買い替える方が
結構いるので ゴルフ用品業界にとっては有難い のですが、
その度、スイングを、タイミングを、なにがしかの工夫をしているのか、
はたまた どれもこれも 硬くて差が出ないが故に
頻繁に買い替えられるのか、
私は 圧倒的な後者 と見ていますけどね…。」
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