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執筆者の写真スポルテ ハミングバード

ピン型『デール9』の特徴 1.2.3.

ドライバーやアイアンのヘッドなどの

比較や指標となる言葉で 「慣性モーメント」と言う言葉

がありますが、これは何か と言うと

基本的には 「重さ」 を表します。

 軽自動車とダンプカー

 小石と月では その「慣性モーメント」が異なり

慣性モーメントの大きな ダンプカーや月 は

外的な圧力/影響を受けた時、

慣性モーメントの小さな 軽自動車や小石 よりも

変化が少なくなります。

それを数値で表すと 3000とか4000g/㎝ になります。


ゴルフクラブで言うと 慣性モーメントの大きなモノは

 姿勢、だけでなく

 運動そのものも持続しようとするチカラ が強く


ちょっと 不謹慎ですが、

 同じ速度 時速50キロで

 止まっている軽自動車にダンプがぶつかるのと

 止まっているダンプに軽自動車がぶつかるのでは

様子が異なるのは 想像が難しくないと思います。



また、同じヘッドの重量であっても

ドライバー、ウッドなど 立体的に大型になれば

重量が重心点から離れているので 慣性モーメントは大きくなります。

キャビティのアイアンも同じ発想です。

 独楽(こま)で言うと

軸に対し、重量が外側にあればあるほど

回転の持続性が高くなる、そういう発想です。


一般的なの パターヘッド重量は 310~320g(34インチ)

     👉L型ブリストル で 470g (1.6倍)

     👉ピン型デール9 で 520g (1.7倍) です。 


 慣性モーメントもそれに相応するモノと考えられます。


パターには 慣性モーメントのルール制限はありませんが、

もし 設定されれば まず アウト でしょう。


昨今、少しづつ…ではありますが、市販品のパターヘッドも

重くなる傾向が強くなっています。

異形の大型マレットは 慣性モーメントを上げるのが目的です。


ヘッドが重くなれば ヘッドスピードが緩め であっても

同じ距離が打ち易くなり、小さなストローク、

遅めのストロークで済みますから 方向だけでなく

距離も安定し易くなります。



一般的なパターの重心は 13mm です。

ブリストル、デール9共に 17mm あります。


シャフトの柔らかいコトもありますが、

それによって 自然なハンドファーストを作り出し(促し)ますので

立ったロフトでインパクトがし易くなります。


ヘッド重量もありますが、

パッティングでボールが潰せるインパクトが可能です。

 その音も独特かな…。


ボールの滑り出しも良く、傾斜や芝目の影響も少ないので

よりストレートなラインで狙うことが可能になります。


ヘッド重量が強烈に重いので

 速いグリーンや下りのラインに不安を抱く方も居るかと思いますが

 実際には その逆で(言葉では伝わりませんが…)

 速いグリーンや下りで怖いのは スピード感 です。

 ゆっくり、ゆったり転がっても ちゃんと届く

  その強みは 使ってみないと 分からないですよね~。




 ヘッド重量の重さ(慣性モーメントの高さ) と

 シャフトの柔らかさ、重心の高さ によって

 緩めに打っても ゆったり転がって 届く、

 転がる というより 滑るに近いかも知れません、

 そういうパターです。


 打撃方法が変わってくる のもありますが、

 弾く感じでは打たなくなるでしょう。

 押すまで行かない感じ、ソッと押す感じ に近いです。

 ボールとの慣性モーメント(質量)の違いもありますが、

 軟鉄の中でも よりソフトなS15Cの

 厚みのあるフェースの打感は非常にソフトに感じるでしょう。


 また、長いネックがかなり打撃の衝撃を吸収するので

 よりソフト感は強まるコトでしょう。


 長め距離のパットになると

 通常のパターでは体感することのできない

 ボールのつぶれ を感じることが可能です。

 その打音は独特✋

 使えば 使うほど 楽しめるパター です。 

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