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執筆者の写真スポルテ ハミングバード

フェアウェイウッドの方が柔らかめの数値が良い理由

店長「コレ クラブを選ぶ時、造る時、

 そして 組み上げる時、実はとっても大事な部分で

 ハミングバードでは もう20数年前から

 クラブのセットは シャフトの硬さの流れ、

 ドライバーからフェアウェイウッド、アイアン、ウエッジと

 硬さの推移を ちゃんと許容範囲で流さない と

 本当の意味でのセットになりませんよ、 って

 言ってきましたけれど


 あああ、本当はバラしたくないんですけどね、

 ゴルフ用品業界の発展の為に言ってしまいますけど

 ネックの長さにも着目して

 シャフトの硬さを見ないとダメですよ✊ なんです。」


質問「ネックの長さ❓」


店長「はい。

 同じ全寸45インチのドライバー がある、とします。


①片方が シャロータイプ(薄い)の非調整式、

②もう一方が ディープタイプ(厚い)の調整式、


 この二つって 場合によっては 1インチ-2.5㎝以上

 実装するシャフトの長さが異なる場合が多々あるんですね。



 二つのドライバーの 硬さ、振動数が同じ数値

 例えば 200cpm だったとします。

 前者①の方はシャフト寸は長い

 後者②の方はシャフト寸が短い

 打ってみると分かると思いますけど


 シャフト寸の長い①の方が 硬い

 シャフト寸の短い②の方が 柔らかい です。


 組み上がった 同じ長さのドライバー なのに🙄…です。


 そして コレが一番顕著に出るのが

 ドライバー から フェアウェイウッドへの推移 なんです。


 どのタイプ、どの機種であっても

 ティーアップして

 宙に浮いているボールを打つドライバーは タッパ、

 上下方向に厚みがあります。


 フェアウェイウッドは地面からボールを打ちますから

 ドライバーのような厚みを取る訳にはイキマセン。


 ボールの大きさが 約45㎜の半分の 23㎜位が基準になり、

 ソコソコ厚みのあるモノでも 40㎜強。

 一方、ドライバーのソレは 60㎜を越えるモノも沢山あります。


 そして ドライバーの主流は調整式 ですが、

 フェアウェイウッドやユーティリティは

 価格を抑えないと 買って貰えないですし、

 ドライバーに比べると 買い替え頻度も高くないですから

 ネック調整式では無い者も沢山あって

 ネック調整式が FWやUTの主流とは言い切れないのが現状です。


 ですので 45inのドライバー よりも

 43インチのフェアウェイウッドの方が シャフトの実寸、

 シャフト長が長い場合も 考えられるんです。


 実際、クラブをセッティングする時、

 その実寸を見誤ってしまう、

 シャフトの実寸では無く、クラブの全長の長さ で

 シャフトの数値を造ってしまうと

 シャフトの硬さの推移がちゃんと流れないんです。

前述しましたが、45インチのドライバーのシャフト長 と

 43インチのフェアウェイウッドのシャフト長 には

 どの機種であったとしても 殆ど長さの差が無い、

 同じ長さの場合も往々にして発生します。


 ウッドのシャフトの硬さ推移は

 機種や元の硬さによって異なりますけれど

 45インチで200cpm であれば

 半インチ短くなったら 1~2cpm位の数値差 ですが、

 43インチ 長さの差であれば 2インチですので

 数値上 最大8cpm 離れていても良いのですが、

 シャフトの実寸が同じ であったら

 ドライバーと同じ 200cpm でも問題ないんですね。


 逆に 8cpmも離れてしまって

 クラブとしての全長は2インチ違うけれど

 使っているシャフトの実寸 は同じだから

 43インチのフェアウェイウッドの方が

 ①フレックスも ②フレックスも

 ドライバーが Ⓡシャフトだったとしたら

 表記は同じⓇであったとしても

 実際の硬さは ⓈⓇ、 Ⓢになってしまう。


 緊張感もあって、平らなトコロから打てない、

 地面にあるボールを打たなくてはならない

 フェアウェイウッドの方が かなり硬い クラブに

 なってしまうのですから

 それを知らないで使っているアマチュアが

 フェアウェイウッドが苦手になるのは仕方ないんです。


 これは正直、クラブの作り手側の過失 なんですよ。」

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