フジクラ スピーダーのお話し

現在 ゴルフ販売の総数は極端に下がってきている中でも そこそこ人気のリシャフト系  の フジクラ スピーダーシリーズ の話です。 シャフトだけに限りませんが 多くのゴルフパーツは  一番初めの開発は  力のない人でも  言葉は悪いですが 素人でも簡単に  遠くに飛ばせる ことを念頭に始まります。 ビジネスライクな言い方で申し訳ないですが ハードヒッター系の人は 放っておいても ゴルフ用品を買い替えてくれる、 買い替えずに居られませんし、  ゴルフ中毒に近い存在です。 ですが その割合はゴルフ全体の数% おそらく 3%程度だと思います。 数も少なく 放っておいても買い替えてくれるゴルファーのために クラブを開発しても ビジネスにはなりません。 やはり ほとんどを占める 飛距離不足のゴルファーのために 新しいモノが企画・開発されます。 ゼクシオ、エスヤード なんかは典型的ですね。 テイラーメードが今の地位を築く元になった ドライバーシリーズは R300 R320 R360  というモデルです。 チカラもなく 安定性も乏しい方向けの やさしいモデルです。 このシリーズは ヘッド重量も 205g前後あり、 重心距離も長く、モーメントも高いですから 慣れれば 必ず安定して 飛ぶようになります。 ところが ゴルフクラブの開発は そのモデルが継続されると なぜか そのハードヒッターというか ゴルフ中毒に気に入られるような、そちら系にすり寄る傾向になります。 これにあまり例外はないですね。 ヘッドであれば 軽いヘッド~小振り化~重心距離を短く  ロフトも絞り、スピン抑制効果を強くしていきます。 シャフトであれば 例外なくハード化していきます。 フジクラのスピーダーも 初期のころは やはり 飛ばない、力のない人が開発の対象で フジクラ自体もそれに気づいていて シャフトを公に うさぎちゃん と ゴジラちゃん に分けていました。  ハードなシャフトの うさぎちゃん別バージョンも用意するほどです。

スピーダーは その前のモデル フライラン シリーズの ライトペンタゴン というシャフトが始まりです。 復元性が高い、復元速度が速い ということで カタログでも やや長め やや重めのスイングウエイト  ワンスペック柔らかいものを薦めていました。 そのプローモーションはとても効果があり、 ゴルフブームも微妙にありましたが、 フジクラのシャフト というよりも リシャフト という分野を開発した と言えます。 ところが スピーダーもご多分に漏れず ハードタイプに移行していきます。 モデルでは ゴジラタイプばかり です。 丁度 スピーダーの661が境目ですね。 スピーダー661(speeder 661) はハニカム繊維にケブラー素材を 使っていることもあり 復元スピードが異様に速く、 人間の感覚では、しなっていることを把握できないほどです。 異様にハードなスペックです。 15年以上前 若かったフィル・ミケルソンも使用しましたが Xフレックスでは使いきれず、Sでもギブしたほどで 復元スピードが緩やかな スピーダー757に落ち着きました。  通常の市販スペック X の硬さを使っている人でも R でギリギリな程です。 シャフトの運動を促すためにも 重めのヘッド、重心距離の長いモノの方が 安定して飛ばせるようになります。 フジクラもそう薦めていました。  しかし いかんせんあまりにもハードです。 ちなみにですが スピーダーの番号の末尾は 開発年を表しますので 2001年ということです。 17年も前のシャフト ということですね。 スピーダーシリーズ が登場して 5年位で 従来 飛距離をあきらめていた層が リシャフトで 飛距離を得る というのが一つの分野になったほどのブームも 話題だけ先行して 661路線登場から下降気味になり 結局 その路線への転向がスピーダーを消滅させます。 そして 今なぜか復活・・・したのですが(その理由もわかりますが…) 当時は ゴルフの大好きな リシャフトまでしてしまうような コアなゴルフファンが スピーダーを選んだわけですが、 現在では ネットやスマホの影響で 本来 この手のハードなシャフトを選ぶべきでないゴルファー層が この手の 超ハードスペックを使うようになってしまいました。 フェイスブックやツイッターなどのゴルファーを見ていても 「ええええええ! なぜ そのシャフト? なぜ そのスペック?」 と言うのばかりで 驚きを隠せません。

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