ライ角度とシャフトの硬さ


⚠市販のアイアン ですと ライ角度の推移 は

#5 60

#6 61

#7 62

#8 63

#9 64

PW 65

と番手間は 1度の推移になります。

⚠弊社でアイアンを造る場合

#5 61

#6 61.5

#7 62

#8 62.5

#9 63

PW 63.5

と番手間の推移は 0.5度です。



ですので 弊社のアイアンから見ると

市販品は 長いものはフラット目で

短いものはアップライト と

使う側には あまり嬉しくないライ角度構成です。


大量生産品である限り、これは致し方無く

ライ角度は 製品完成時に調整する場合、

ある程度の熟練作業者が必要ですし、

鍛造であっても、鋳造であっても

番手間の差を 0.5度 では製品誤差で

数値の逆転も発生し易くなってしまいます。


ここまでの問題は

軟鉄ヘッドやソフトステンレスへっどであれば

事後の調整で可能です。


問題はここから です。

弊社の平均的アイアンのシャフトの硬さは

5番アイアンで 160cpm(振動数)

 ウエッジで  170cpm 程度です。

市販品のアイアンですと おおよその平均値ですが、

5番アイアンで 290cpm

 ウエッジで  330cpm

ライ角度が 同じ であったとしても

振動数 160cpm と 290cpm では

圧倒的に 実働ライ角度が異なります。


正直、振動数 290cpmのシャフトの硬さ は

 かなり 作り込んだスイング ~部活クラス

で ないと 有効に使うことは難しい です。



✋✋✋ご自分のアイアンを見てみて下さい。

通常、(適切なシャフトの硬さで使っていれば)

ソールの傷 と フェースの打痕 は概ね揃うモノです。


👉どういう事か❓ と言うと

ソールの傷がヒール(手前側)に寄っていたら 打痕もヒール気味

ソールの傷がトゥ(先端側)に寄っていたら 打痕もトゥ(先端寄り)

こうなった時、『初めて』

 ライ調整による 方向の調整が可能 なのですが…


しかし、30年お店をやっていますが、

持ち込みでライ調整を依頼される方の ほぼ全部(全員)

が ソールの傷 と 打痕位置が 合っていません。

(つまり 硬さが合っていない というコトなのですが…)

こうなると ライ調整で方向は変化し辛い のです。



元より、ロフトの立ったモノ

 ロフト35度より立ったモノは

 ライ調整の効果は薄い です。

正直、ライ調整の方向に対する効能が大きい のは

ロフトの寝たモノ、35度のより多いロフトのもの です。


振動数 330cpm のウエッジと 170cpmのウエッジ

実働ライ角度が異なり過ぎます。

シャフトの硬いウエッジ…

 は おそらく 65度のライ角度を62度にしても

 実アップライト が残るでしょう。


現状、引っかかっているのは ライ角度が悪いのではなく

 遠回しですが、その硬さを打つのには

 引っ掛かるように打たないと使えない可能性 が

 ものすごく高い というのが 長い経験での答え です。

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