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執筆者の写真スポルテ ハミングバード

肘や手首に痛みを抱えるゴルファー江 ② シャフトの硬さ

店長「ヘッドの重さは 直ぐに慣れてしまいます。

 ですので ちょっと重いかな 位を選ぶと良いと思います。


 ヘッドの効いた ヘッドの重さのあるクラブ と言うと

 鉛をちょっと張った程度のモノ をイメージするでしょうから

 ヘッド重量が 20gも 30gも重いモノ を

 多くの方は振ったコト、使ったコトがありません。


 直ぐに慣れてしまうのですが、

 重いモノの方が クラブの位置、ヘッドの位置、

 今のヘッドの姿勢 も非常に把握し易い、

 スイングのリズムやテンポも掴み易いというか、

 安定し易いです。



 で…どの程度の重さを選べは良いか、のお話しですが

 今は アイアンで 話をしていますが

 ドライバーも含めた クラブの全体像 で

 考えてみるのが良いです。」


質問「…と 言いますと❓」


店長「ヒトによって ドライバーが好き、得意、苦手

 と色々いらっしゃると思いますが、

 その アイアンのヘッド重量 が

 そのまま流れて ドライバーのヘッド重量につながっていきます。


 使うドライバーのロフト角度、長さ、タイプ などを

 考慮して ドライバーの振りきれる、扱い切れる重さ

 を選定した方が良いですね。


 今 弊社では ドライバーの扱いやすさ も考え

 長くとも  45インチ

 平均して 44.5インチ と言ったトコロ です。

 (45インチでは一般的には 190g) と言った感じ。


 長さにもよりますが、

 ドライバーのこのヘッド重量位を境に

 ヘッドローテーションの強い人だと苦しむ かも知れません。」


質問「では この位の重量までだと

 あまり スイングに関係なく 楽しめるのですね。」


店主「そう思います。

 正直、シニアや女性でも 軽くても ここら辺の重量が最低線

 じゃあ ないのかな と思います。


 最低でも この位の重さを使わないと

 今度はウエッジ、アプローチで困ると思います。

 ラフ、バンカーなど ボール以外の質量をどかす能力が低いです。

 それを腕力で解決って訳にも行きませんし、


質問「シャフトの硬さ についてはどうですか❓」


店主「それぞれの方で 痛み の発生原因はさまざま と思いますが、

 ヘッドの軽さ、クラブの軽すぎとともに

 『シャフトの硬さ』 がかなり大きく起因していると思います。


 ドライバーに比べ 打つ頻度を多い、

 特に練習場でよく使われる アイアンの

 その スチールシャフト の 硬さ が問題です。

 ドライバーのシャフトは話題になるコトが少なくありませんが、

 アイアンのシャフト。。。特に『その硬さ』が話題になることは

 多くありません。

 ものすごい 硬い基準の中の Xとか、Sとか の差で

 まるで 血液型占い の如し 分け方 だと感じます。



 余談ですが、スチール のその素材がダメなのではありません。

 スチールでは 柔らかくするのに限界(予算的) があります。


 また グラファイトは織物 であるため、立体剛性が非常に高く

 復元性能に優れる為、シャフトの硬さを表す振動数で

 同じ数値であれば グラファイトの方が遥かに堅牢です。

 ですので 良くあるパターン なのですが、

 歳とったから スチールからグラファイトへ 移行して

 よりシャフトが強くなっている、硬くなっている、

 と言うケースは少なくありませんので

 そこは よく精査が必要です。


✋ゴルフ用品業界の困ったトコロ なんですが、

 歳をとって とか、女性だから とか で

 グラファイトを使って頂く場合の セット方法が

 シャフトは数値として、表記として 柔らかくなっているけれど

 ついでに 振り易かろう、軽かろう で

 分からないでは無いんですが

 ヘッドまで 軽量、超軽量にしてしまうんですね。



 シャフトが柔らかくなったとしても

 ソレに負荷として 動かす元になる ヘッドが軽くなったら

 シャフトを柔らかくした意味が発揮されません。

 ただ 軽い 振り回す為のクラブになるだけ です。

 で 軽いモノは衝撃減衰能力が低く、振り回すから

 肘を傷めたり、腰を傷めたりで 嫌われちゃうんですよね…

 グラファイトシャフトのアイアンって。


 スチールシャフト、その硬さについての話しに戻りますが、


①インパクトの衝撃の減衰性が非常に薄い

 一般的には スチールシャフト に比べ グラファイトシャフトの

 衝撃減衰性は2倍 と言われていますけれど、

 コレはおそらく 素材による基準の硬さの差 が大きいと思います。

 グラファイトよりも スチールの方が 倍近い衝撃を受ける、

 のは シャフトが硬く 減衰率が低いから でしょう。


②硬いシャフトは 腕~肘や手首の作業が多い。

硬いシャフトですと グリップが押される と言う体験が出来ません。

 シャフトの使い方 として 真反対な使い方 を覚えることが

 多いのでは😵 と思います。

 ある程度 柔らかいシャフトですと

 グリップがシャフトのしなり や クラブの重さに押され、

 グリップが運動方向に対し、押され

 カラダの向き、その運動と分離し難いです。

 硬いシャフトですと、そもそも グリップを基点にして

 ヘッドやクラブを振る動きが多くなりますので

 腕周りがカラダと分離し易くなり、

 小さい箇所、弱い箇所である 肘や手首を傷める原因になります。」




質問「一般的に どこを痛めるのでしょうか❓」


店主「一番多く耳にするのは 右打ちの人であれば 左ひじ

 ではないかと思います。


 フェースターン、ヘッドの返し をする人 にとって

 それをするため 止まる箇所が必要で

 それが 左前腕になります。

 左ひじを回転させるようなコトになり、傷める訳です。

 硬いシャフトだと 必要なテク なんだと思います。」


質問「冬場になると 肘にサポーターを付けている方

 多く見かけます。」


店主「ですよね…。


 現在のゴルフクラブ事情全般で

 ドライバーを含めたウッド系 と

 スチールシャフトが装着されたアイアン では

 あまりにギャップが大き過ぎます。

 年々 その関係は離れていく ような気がします。

 アイアンが硬すぎる のです。


 ドライバーの飛距離、ドライバーショットの楽しみは

 ゴルフの醍醐味 のヒトツ なのですから

 ドライバーを より良く、楽しく使える 環境 として

 アイアンの シャフトの硬さを考えるべき だと思います。


 クラブをセットとして シャフトの硬さの流れ

 を作るのが アマチュアのゴルフの秘訣 なんだと思います。」


質問「アマチュアでも関係あるんですか❓」


店主「アマチュア だからこそ です。

 プロは お金を貰って クラブを使っています。

 選ぶ基準が その契約金や条件 かどうかは

 人に寄りますが、アマチュアとは正反対の関係です。


 アマチュアは 練習量も圧倒的に少ないですし、

 練習場に行かない と言うゴルファーも沢山います。


 クラブの特性、シャフトの硬さに応じて

 ボールの位置やタイミングやスイングを替えたり するのは

 アマチュアにはあまりに 大変です。


 車で言えば マニュアル、ギア付きの時代ではないのですから

 距離に応じて 何も考えず 振る、打つ、

 と言うクラブセッティングに対して

 シャフトの硬さの流れは絶大な影響です。」

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