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肘や手首の痛みを抱えるゴルファー江 ① ヘッドの重み

質問「こんにちは。

 今日はクラブのコトを伺いに来ました。

肘や手首の痛みを抱えており 練習もままなりません。

 どのようなクラブ選びをすれば 良いでしょうか❓」


店長「こんにちは。

 そうですね、若い時はからだの各所にあぶらというか

 保湿効果があるので 大丈夫なんですけれど

 50歳を過ぎた辺りから 結構、ふしぶし 痛みますし、

 本能的なのか、反射的なのか、

 痛みが発生することを避ける、

 忌避するコトが増えると思います。」


質問「一般的、なんですが

年齢を取ると 軽いクラブを選ぶ、選んだ方が良い

 と言われますけれど、どうなんでしょう❓」


店長「ひじ痛や腰痛など ゴルフが原因でのからだの不調、

 故障などを出来るだけ回避したい、 というのであれば

 軽いクラブ、軽いヘッドのクラブ、

 そして 硬いシャフトのクラブは避けた方が良いと思います。


 一般的ですが、シニア用 と呼ばれているクラブは

 ヘッドも軽く、シャフトも軽い、

 ドライバーで言うと 総重量270g以下なんていうタイプ ですね。


 痛みの発生する状況において

 問題になるのは 急加速、急減速、急停止でしょう。

 そうなってしまう、と言うのもありますし、

 そうしないと使うことが出来ない、というのもあります。

 それらが 軽く(ヘッド)硬い(シャフト)のクラブを使う

取り扱い説明書と言ってもよいほど です。


 総重量が重ければ重い程良い訳では無いですが

 ヘッド重量、総重量が重ければ

 運動を続けようとする 慣性の能力 が高くなります。

 止まり難く、変わり難くなる のですね。


 ゴルフクラブで言われる 慣性モーメント とは

 ヘッドの重心位置軸廻りを指すことが多いですが

 クラブ全体にも慣性モーメントと言うモノがあり、

 重量の重いクラブ、ヘッドの効いたクラブは

 その数値が高くなります。

 それは どういうコトに相当するか、というと

 車が分かり易い でしょうね、

 重いクルマ 重い重量の車は発進し辛いのは

 分かると思います。

 しかし、一旦 動き始めると 今度は止め辛い。


スイングで言うと 振り辛い と思うかも ですが、

 ヘッド で言えば 双方(軽いモノも)、棒の先端に重さが有るコト

 には変わりはないですから、大きな違いはありません。

 テークアウェイ…重力に逆らう上げる行為 は

 慣性の係数になる 速度が速くないですから

 ヘッドが重くとも さしたる負荷増大ではありません。

 逆に ボールを打つ、ダウンスイングは

 その言葉の通り『ダウン』スイングですので

 その重さを利用出来るでしょう。

 正しい使い方をすれば その重さに動作も促される のですから

 そういう使い方を『教えて貰える』クラブの方が

 軽くて 振り易い筈なのに、何もしてくれず

 結局、全部を自分で処理するクラブより

 のちのち のことも考え、良さそうじゃないですか❓❓❓


 180ヤード位を打つとして

 ボールの重さは 700㌔を越えます。

 これはデータではっきり表れるのですが、

 ヘッド重量、総重量の軽いクラブは

 打つまでのスピード に対し、

 インパクト直後のスピードの変化が緩やかですが、

 軽いヘッド重量、総重量のクラブは

 その減衰が激しいです。 


 軽いと振り易い とよく言われますが、

 ヘッド重量がなければ その分をスピードで補わないと

 軽い分、距離が落ちます。

 重量が軽いから スピードが出る は ウソ と言って良く

 ヘッド重量の プラスマイナス50gでは

 上がるコトも 下がるコトも無く、ほぼ 通常通りです。

 軽いから振り易そう は 頑張って振れ

 そうじゃないと 距離は落ちるけどいいかな、ってコトです。

 自分の振り加減で リニアに距離が変化し易く もなります。


 運動のモーメントが高いモノ の方が

 ミスにも強くなりますし、安定度も高いです。

 ヘッド重量のしっかりしたモノと

 軽量ヘッドで ラフやバンカーを打ち比べて貰うと

 その差は歴然としています。


 チカラの無い女性に 軽いヘッドのウエッジを使わせて

 ラフからのショットやバンカーショットをしろ って

ちょっとした ハラスメント だと私は思っています。」


質問「なるほど。

 どの位のヘッド重量が良いのでしょうか❓」


店主「使えるのであれば 重めの方が良いと思いますが、

 どう クラブを扱われているか、振られているか、

 によって 異なってくるか と思います。


 例えば アイアンで 7番を基準としましょう。

 一般的な 軽量スチール装着のモノは 260g 位 です。

 280g ・ 300g ・ 320g ・ 340g

 の4種類を打ち比べて頂くのが理想的ですね。


 初めて、悶絶クラブを打つ場合、

 おそらく 340gは重くて 扱い切れない、苦しいかも知れません。

 ですので 280g 300g と打ち比べていくのですが、

 始めは重く感じるヘッド重量も 5球位打つと

 簡単に慣れてしまうと思います。多くの方がそうです。


 重いヘッドに慣れた方は そこからのゴルフ歴の中で

 ヘッドを軽くする方には進まない傾向が強いです。

 300gのヘッドのクラブを打った後で

 元の 260gのクラブを打つと

 まるでヘッドが付いていない棒 のような感触を覚えます。


✋棒の先にある 重さ でボールを打つのか

✋長い棒で ボールを打つのか


非常に初歩的な 概念の違い を感じるのだと思います。


 スイング・クラブ扱いの大きな差になってくると思います。」

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