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L型ブリストルパターのシャフト

L型ブリストルパター(G2)についての多くのお問い合わせを頂き、

ありがとうございます。


シャフトについて 尋ねられることがあるので

それについて書いてみます。


パターに限りませんが、

シャフトの素材の スチールとグラファイト(カーボン)

この二つには実は何の違いもない と言えます。


割と固定観念が強い のか

パターやウエッヂなどは重量が重くなるスチールの方が良い

と考えている人がいますがそれは全くの誤解です。


スチールシャフトは鉄(合金)の鋼材を巻いたただの筒です。

それが何か特別な性能を持っている訳ではなく

単一素材であるがゆえに太さの変化(俗に言うテーパー度合)

とステップでしか 特徴を作ることが出来ません。


スチールシャフトの一番の利点は

工業製品として安定して同じものが得られる

という部分にしかないと言い切れるほどです。


重量の関して…ですが

その前に スチールの方が硬い・・・

いえ 強い と思っている人がいますが

それも大きな間違いで、

繊維で構成するグラファイトの方が圧倒的に強く

(何倍もの強度)作ることが出来ます。

また 繊維で構成するため負荷のかかる方向にも

特性を持たせることが出来ます。

最近では悲しいことに、作る側のコストの都合

優先で作られているグラファイトが多いので

言いにくいことではありますが、

本来 グラファイトは形状、テーパーの付け方、

重量、使う繊維やシートの構成 

シャフトそのもの重量配分など無限な組み合わせが可能ですから

圧倒的に機能性は充実している筈。。。なんです。


グラファイトシャフトの方が軽いものが多いの

は技術的に「それが作れる」から、

であるのと平均的なスチール並みの重量の

グラファイトシャフトを作ると

強すぎて、硬すぎて、いいところが出てこない ことです。


パターだけに限りませんが

グラファイトシャフト装着のクラブの

最も大きな利点は同じバランス=スイングウエイト 

とするとスチールシャフト装着のそれに比べると

20g以上重いヘッドが装着可能です。


これが アイアンなどのグラファイトの

「飛ぶ」

と言われる最大の理由です。


シャフトは硬ければ硬いほどヘッドが感じにくい、

ヘッドが軽く感じられます。


『L型ブリストルパター』

特に進化版G2は一般的に市販のパターに比べると約5割増しで

 ヘッドが重くなっています。 ➡550g以上


シャフトの硬さは 

それを表す振動数という数値では

一般のスチールシャフト装着のパターは 330cpm

進化版のL型ブリストルパターでは 160cpm以下ですので、

総重量では似たようなものであったとしても持った時、

動かした時の重量感の差は  

…たぶん3倍以上に感じるのではないかと思います。


そして 小さなストローク、遅いストロークであっても

遠くまで転がる 破壊力=ヘッド重量

慣れたとき どっちが安定するか は

ひを見るよりも明らか だと思うのです。


まあ 軽口ですけれど、このパターが

量産されるほど売れてしまったら(あり得ませんけどね😄)

間違いなく ルールの束縛を受ける と思います。

(現時点では ゴルフのルールには何ら抵触していません)


それほどの性能を持っていると自負しています。

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