シャフト選びの落とし穴
- スポルテ ハミングバード
- 7月18日
- 読了時間: 3分
質問「今日はクラブ…の相談なのですが。。。」
店長「😊ゴルフショップですからね😊 どうしました❓」
質問「友人の話しなのですが…
PWまでの アイアンセットを『造った』そうです。
それは とても気に入ったらしく…。
その延長線上でウエッジを 造った。。。のですが、
アイアンまでのグラファイトシャフトが 70g台の
某シャフトメーカーの 〇〇70 みたいな奴で
ウエッジのシャフトは『重い』方が良いんじゃないか… と
同じメーカーの 同じ機種名の
70では無く 👉90にしたそうなんです。」
店長「🙄よくある話し。。。ですが、 まさか…😧」
質問「そう。。。 同じ機種の 少し重いシャフト にしたら
ウエッジがまるでうまく行かない、当たらない程
違うそうなんです。」
店長「めっちゃ よくある話し…ですね。

では 解説致しましょう。
✋まず グラファイトシャフト と スチールシャフトの話し から。
多くの方は スチールシャフトの方が硬く
グラファイト・カーボンシャフトの方が柔らかい
と思っていますが、まず、ココが大きな大きな間違い です。」
質問「違うんです❓」
店長「はい✋ 全然、違います。
正確に説明しますと
👉スチールシャフトは 強度が低い・復元性が低い、剛性が低い ので
シャフト自体を硬いシャフトに維持しておかないと
壊れてしまう、歪んだ状態を復元する能力が低いので
歪んだ状態になり難い・歪まない硬さ でないと
製品として成り立たない ので 硬いシャフトしか流通していません。
一方、👉グラファイト・カーボンシャフトは
スチールシャフトに比べると 造り次第ではありますが、
強度では2倍以上、復元性、剛性では4倍近く『強い』ので
柔らかいシャフト、振動数で言うと
低い数値のモノを造っても 壊れません。
シャフトが歪んでも 復元する、製品として形を保てるので
柔らかいシャフトを流通させるコトが可能です。

数値として高い~硬いモノを造ることも簡単ですが、
ある意味、シャフトの住み分け と言う形で
スチール素材では 造り得ない トコロをカバーしている
と考えて良いと思います。
例えば…ですが、 38インチのアイアン(#5) で
SR位の硬さ スチールシャフトでは 振動数310~320cpm
なのですが、 グラファイト・カーボンであれば
振動数 150cpmでも、200cpmでも作ることが出来ます。
仮に スチールシャフトで 振動数 200cpm があるとすると
ボールを打つ前の テークアウェイの時点で
シャフトが折れ曲がり、元の形に戻らず、
場合によっては折れて、飛んで行ってしまいます。
また ごく一般的な成人男性の打つチカラ、距離で
発生するインパクト時の加圧、ボールの重さ を
クラブを機械的に固定した状態で
🥎ボールの方をフェースに当ててテストする と
おそらく 一球で 歪むか、折れてしまいます。
👉それほど 強度が違うのです。」
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